1月20日(火)「紫微斗数雑話」
2015年 01月 20日
朝と夜は冷えますね。
でも、今日は意外と暖かい方かな。
いかがお過ごしでしょうか?
今日のお題は、紫微斗数
占術雑話です。
個人授業でも、講座でも、
紫微斗数は人気科目ですね。
特に20代、30代の
若い方に人気があります。
星のイメージが個性的で、
現代の若い方の感覚に
合うのかもしれませんね。
初級の方の紫微斗数の授業では、
星の象徴と、12宮の意味合いの
教授に長めに時間を使います。
なぜかと言うと、鑑定の際に、
お客様の悩みに答える為には、
豊富なボキャブラリーが
必要となります。
その為に、沢山の語彙を頭の、
貯水池に溜めておく
必要があります。
日常におこる現象や人との関係、
自分や相手の気持ち、
未来に起きてくる現実の事柄は、
千差万別にして、繊細で細かい
表現で表される事が多いです。
人の性格一つとっても、
同じ人はいないように、
同じ言葉では、その立体的な
象徴は表す事ができません。
表そうとすると、日本語の
下手な外国人のようになります。
(笑)
なので、滑らかにざまざまで、
絶妙な表現を使い、判断を
お話ししすることは、
この複雑な世の中に対応して、
生きている方々をみていく、
現代の占術にとって、
大切なのではないでしょうか。
昔の書物から学ぶ、古語訳も、
とても興味深く、たくさんの事を
気づかせてくれて、
本当にワクワクする作業ですが。
国の最先端をリードする世代に
占術家としての技法の研究も
大切な事だと私は思います。
なぜかと言うと、偉大な占術の
基礎を創り上げた、方々も
時代の大きな波の中を
生き抜く為に、
この賢い道具である
「人生や未来を、看る術」を
あみだしたのですから。
古い良きものも、時代に
合っていなければ、
海の波に打ち消され、
飲み込まれて行く、
砂の城のようにもろく崩れて
いってしまう。
占術の先輩がたからいただいた、
古き巧妙な技法を
自分の心の中に刻み、
新しい時代にあったものを、
引き出して、後輩のみなさまに、
受け継いで行くのも、
今を生きる私達の役割なのでは、
ないかと思います。
明日も、元気にお会いいたしましょう!