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「紫微斗数雑話~四柱推命と紫微斗数の占術の利点と欠点」


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みなさま、こんばんは!

先ほど帰宅です。

夜になって、風がとっても

冷たくなりましたね。

週末の土曜日の夜を、

いかがお過ごしでしょうか。


今日は午後に、

タロット&オカルト倶楽部講座の補講の

個人授業を新宿で行い、

夜は三毛猫占術学園の紫微斗数初級~中級の

クラスの補佐をして参りました。


紫微斗数クラスで、講座終了後に、

質問が出ていて、「紫微斗数よりも、四柱推命の方が、

社会的なものを見るのに優れているのでしょうか?」

と言う物でした。


それを聞いていて、自分が感じたことを

少しブログに書かせていただこうかと

思いました。


私は、占術には性質があって、

人間と同じように、その一つ一つに、

利点と欠点があるような気がします。


紫微斗数は人生の細かい部分に、

その象意がよくでていて、

その人のこだわりとか、

癖みたいななものがよく出てきます。


そして、有利な点や不利な点が

はっきりとわかるため、

どこを使ってどこを使わないで、

「そっと。」しておいたらよいかが、

丸見えになります。(笑)



紫微斗数は、ホロスコープと似ていて、

ハウス=宮を使う命術は、

その個としての性質を把握するのに

優れた占いだと言えます。


そして、その才能をいかに

社会で発揮できるポイントがわかり、

失敗しやすい性格の・・・

マイナスポイントもよく出てきます。


ただ、社会的なピラミッドの

自分がどこにいるかを見るのは、

モダン占星術や紫微斗数よりは、

四柱推命が得意とする見方といえます。


組織内で上に上がれる器か、

下で使われる器か。

小さくても、自分で自営をして行ける器か。

無難に雇われていた方が良い器か。


宮のある占いは、どうしても、

個としての自分を中心に

見て行く形が得意なので、

「社会の中の自分」と言った、

周りとの比較的な目線でみる

形は想定していないと言えます。


なので、紫微斗数で社会での優劣を、

比較してみる場合、色々な命盤を

頭に入れて、色々な箇所を探ってみて、

四化を飛ばしてみて細かく判断することが

要求されます。


宮を使う占術の人の性質と運命特性は、

とても複雑に出て来て、それこそが

その一人の人間という・・・

深みのある立体的な迷路のように入り組んだ

運命の不思議を示しているとも言えるのです。


四柱推命は、先ほどもお伝えいたしましたように、

人間の器を、社会的な視点
(とくに王族などの社会的な権力者や
富裕層から見た視点)

から比較して見るのに

長けた占術です。


それは中国の厳しい官僚の世界や

由緒正しい名家や王の周りの家来の家に

伝わった占術であるので、政治的な側面を

持つ占術だからです。


そしてそれは、「卜占」では、

「周易」が、王(大人)が、

どのように自分を律し、

まわりを上手に治めるを解いた占いであり、

「断易」は庶民の生活の必要な物理的な

「占的」に長けている

占術である「違い」と似ています。


逆に四柱推命は、私的な細かい感情的な

特性を細やかに見ていくには、

あまり適さないのかもしれません。(笑)


なので、私は四柱推命とキビの細やかな、

人の感情を見る事に長けたタロットとを

組み合わせて看るスタイルの鑑定を

得意としています。


四柱推命は、身弱・身中・身強に分けて、

社会で生きていく上でのエネルギー量を、

見る技法があるので、社会における自分を、

周りと比較しながら見て行くのが

得意となります。


ただ、身強だからと言って、

社会的に有利で、身弱だからと言って

社会的に不利かというと、

そうでもなくてその日干の

性質と生まれた季節と、周りの

バランスさえ整っていて、

大運で回る季節がよい状態でしたら、

エネルギーが弱くても、

逆に発展的な運命をたどる方も多くいます。


そして、逆に四柱推命の欠点は、

ちょっとシンプルすぎて、

吉凶は激しいのですが、

細かい部分をリアルに表現したい時の

占術としては、あまり向いていない

ところがあります。

(視点を変えてみる見方をすれば、
それも可能でありますが・・・
本来の脈々と受け継がれてきた
伝統的な四柱推命には、
そのような情緒的な見方はありません。
それは、王族を中心とした高貴なる
方々のために作られた占いだから、
ちょっと悲しいのですが、
運の悪い方を救う視点では、
出来てはいないですね。
なので、四柱推命で鑑定して
悪い場合は私は必ず対応策を「卜」みて、
運を改善する開運法をお教えしています。)


逆に個性を柔軟に細かく、

お話しできるのは、紫微斗数などの宮のある

命理占の良い特徴といえますね。


このように占術は、

どっちが優れているか?


と言うよりも、「どうやって使っていくか?」

「どの様な目線で、見ていくか?」

などの使用方法と視点に占術の使い方の

極意があると言えますね。


な~んてことを、その質問の

生徒さんのお話を横で聞いていた時に、

浮かんだので、ブログに書いて見ました!


ではそろそろ眠くなって参りましたので。

本日は以上であります。


明日も元気にお会いいたしましょう~♪




by sanrueru | 2018-04-08 00:32 | 西洋占星術雑話 | Trackback

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