12月27日(木) 「修善寺へ旅猫❤ その2」
2012年 12月 27日
今日は、朝から修善寺観光。


修禅寺 曹洞宗の禅寺 鎌倉の将軍源頼家が幽閉されていた場所だそうです。
緑の多い良い所でした。
さすが温泉地!手洗い水が温泉でした。冬は暖かくていいね。

たくさんの橋を渡って、竹林の小道に。。。
ここが、とっても気持ちいい~♪
「指月殿」
修善寺の観光地をwebで検索していて、「一番行きたいな~。」
と、心が動き呼ばれた場所。
何があるのかな~?
と思っていたら…。
「指月」とは、経典を意味し、禅家が愛用している不立文字を解く言葉だそうです。
大蔵経は仏教典籍の叢書という意味で、5~6千巻にも及ぶものであすそうですね。
「月」は仏の教え。
「指」はその方向を示す、経典。
禅宗は、仏様の教えは「指」の差し示す教典のみでは伝えきれないので
坐禅の修行にひたすら励む事で、
その悟りの境地の「月」の教えに近づこうとするものです。
日常生活は、本当に修行です。(笑)
それを通して、色々な物事に出会う。
そして、自分一人を静かに見つめる。
そうすると、色々な物に気がつく事が出来る様な気が致します。

「指月殿」は、23歳で暗殺された息子の死を悼んだ北条政子が供養の為建てたとのこと。
源 頼家 のお墓の横の山道を、導かれるままにずっと登って行くと、
そこには、おしゃぶりババの像が…。

何故だかとても優しい気持ちになれました。
この、おしゃぶりババは、北条政子の「母の思い」や、
お家の「人間の敵対、憎しみの無意味さ」や
「人の役割と、悲しい運命」
「その中でも、強く生きていく事。家という人のつながりを育てていく事。」
色々な思いを感じましたね。
人がたくさん集まると、たくさんの自我がそこには集まり、
色々な欲や思惑が生まれます。
そして、「家」という組織は、その人々の影響を多く受ける。
そのたくさんの人々の思いに、曇ることなく太陽の様に
自分の高い理想を掲げて生きていく事。
その為には、不動の意志を貫く事。
「悟り」とはそういう事をいうのではないかと思いましたね。
そして、それはもちろん自我や欲から来る低レベルな物ではなく
天の頭のてっぺんから入って来るような、
山の頂上にある自然の気の様な、崇高いものでなくてはならない。
「家」 「組織」 「社会」 「国家」 「世界」 が、そのような意識になれば
争いは、無くなるのにな。
以上。
有意義な「修善寺への旅猫」となりました。
明日も、元気にお会い致しましょう~♪
