8月25日（日） 「赤い薔薇と、白い百合」

「赤い薔薇と、白い百合」





みなさま、おはようございます。

久しぶりのブログです。

今日は、こちらは朝から雨でした。

昼以降は、やむかな〜。


うちの裏庭に、静岡の友人から頂いた、

山百合を植え4年が立ちました。

そうしたら、裏庭といわず庭一面に

種を飛ばし根を張り、八月の終わりになると

美しく清楚な白い花を咲かせてくれます。


どんな事でも、コツコツと年を重ねると、

その努力は毎日の積み重ねにより、

充実し、磨かれ美しくい花を咲かせる事が、

出来るようになります。


占術の学びと技術も、そうなのだと

思います。

私も20年以上前、タロットでみる事の

なんたるかをまるで知らない、

駆け出しの頃。

毎日、必死でタロットをきり、

「そこに表されるものは何であろうか」

と解明する事に夢中で

ありました。（笑）


そして、その回答は「起きてくる、

未来の現象」でありました。

また、そのヒントをくれたのは、

タロットの事典のような、分厚い書籍で

ありました。


あの頃をとても懐かしく感じますね。

占術家を目指す方には、けして焦らないで

ゆっくりじっくり学んで行ってほしいと

思います。


焦ると、大切なところを

見落としてしまうから。

本当に人を深く見られるようになるには、

自分の運勢や未来をしっかりと、

当てられるようになる事。


でも、それが一番20年前の私には難しい

課題だった。（笑）


毎日、毎日。

「タロットは、何であたらないのだろう？」

とか。（笑）


それは、本に書いてあるタロットの答えを

まねしているだけて、自分のタロットでは

なかったから。


それから、タロットを自分のものにし、

ある程度の的中率を出すのには、

3〜4年かかったような気がします。


うちの庭の白百合と、同じでやはり

占いの技術は、特に卜の分野の占いは、

根を張るまでに時間がかかりますね。




話を、本題に移しましょうか。

今日のお題は、 「赤い薔薇と、白い百合」

ですね。


これはウエイト版の、知識と技術、

そして伝達のカードである

「魔術師」に出てくる絵の象です。


もの事を人に伝達するには、

赤の薔薇の「情熱」的な行動、

そして、白い百合の「純粋」で冷静な意志。


それがそろわないと、

旨く人には伝わらない。


赤い薔薇の「情熱」は、

時としてやりすぎたり、

人を傷つけてしまったりするかもしれない。

でも、そのような「情熱」的な行動力が

なかっら、良いものを社会に

残す事はできない。


古い時代の私たちの「心の師匠」と

言うべき優れた技術をもつ

占術研究家達は、身を削って絞り出す様に

本を書き講義録を手書きでつづり、

社会に残してくれた。


だから、私たちが今も優れた占術を

学ぶ事ができる。

「その良い物を、後世へ残したい。」

という意志を、私たちはまた、

後輩に受けつぐ。


赤い薔薇の「情熱」と「欲望」は

時には暴走する時もあるかもしれない。


でも、その意志は白い百合の様に

占術を伝える事に「純粋」です。


「冷静さと、物事を見抜く智慧を

身につけなくてはいけないよ。」

と、昔の賢者達に言われている様な

気がいたします。（笑）


まだまだ、仕事をやりだして

月日が長くたっても、

勉強や学びはつきませんね。


占術家を志した頃の、

良い技師に対するるあくなき追求心と、

それを社会に伝えたいと思う、「情熱」。


そして、学ばせていただいている

環境のありがたさに対する、

「謙虚さ」をいつも忘れないように

生きていきたい、今日この頃であります。


以上。

明日も、元気にお会いいたしましょう！