「断易雑話~六親五類理論~」
2018年 11月 30日
ローズヒップ✩
みなさま、こんにちんは。
今日もお天気よさそうです。
11月末なのにコートいらない陽気ですね。
でも!
夕方から冷えこんでまいりますので、
風邪など引かないように
注意でありますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日もまた「断易雑話」であります。
西洋占星術やタロットの示す、
啓示の世界の視点は、
すべて4エレメントが主体となります。
脈々と受け継がれる神秘思想
紀元前323年から繁栄した
1世紀~4世紀の宗教思想
gnosticism や、
19世紀後半の animism や、
20世紀後半からの new age の
思想の影響を受け、
個としての自己の本質を中心とした
性質や心。
目に見えない世界の
精神的・霊的・神的な壮大な世界と、
とても強いのですね。
それに対して、断易や四柱推命の占術は
中華の地で培われた、
陰陽五行の世界が、が中心となります。
自分を中心とした、物質的な世界や
目に見えるものの価値を
深く追求していくのが東洋占の世界です。
断易や四柱推命なとの
その中でも4世紀に日本に伝わった、
道教から取り入れられて発展した
陰陽や五行思想・神仙の思想に影響を
うけ、陰陽道などが生まれています。
命術・卜術・相術・医術・山術
言われる東洋占術の世界は、
道教の神仙「漢書」では、
「医経」の経絡や陰陽の
中国医学の基礎理論をしめし、
現代での針灸の技術として伝わり、
「経方」は薬草の草学。
「房中」は性交の技術
など、仙人の不老不死の
体の健康や寿命を延ばす技法が、
伝えられています。
大夫…。(汗)
脱線してしまいましたので、
お話を戻しますね。(笑)
このように、断易は
陰陽五行を主とした理論から、
タロットやルーンなどの西洋の卜には
無い視点を私達に与えてくれています。
逆に言えば、タロットやルーンを学ぶ事は、
東洋占にはない、深い視点を私達に
投げかけてくれていると言えます。
私が、興味を引いた断易のシンプルで
しかも現実に即した技法に、
六親五類と人間関係理論があります。
自分の世爻につく五行を、
「我」その周りに配される、
六親五類から推察していく、
人間関係の利益と不利益の理論は、
四柱推命や断易のような五行を
多く深く用いる東洋占術特有の
考え方であります。
断易的な視点で、
自分を中心として見た時に、
①自分を守り利益を与える者
②自分が守り利益を与える者
➂自分に損失不利益を与える者
➃自分が損失不利益を与える者
➄自分と全く同じ存在の者
(時にはライバルとなる場合は難が生じます。)
五行思想における人間関係は、
この5人の者達に自分は、
取り巻かれているという
考え方を致します。
ただ、べつに。(笑)
➂自分に損失不利益を与える者が
自分に対して悪気があるわけでも、
➃自分が損失不益与える者
に対して、自分が悪気があるわけでもなく、
自然の摂理の法則でそうなる。
と言う方程式と考えていただければ
良いかと思います。
そして、この五者に対する
我の力量や強さや弱さなども
判断出来き、
例えば勝負事での勝ち負けや
相手の強さや弱さもよくわかるので、
敵の多かった中国の戦国時代にも、
四柱推命や断易的な理論は
厳しい時代を生き抜くために、
とても大切な役割を果たしたのでは
ないでしょうか。
なので、断易と言う占術は
仕事の占的にあたって、
新しく就職をする場合も、
新しい仕事を受ける場合も、
自分に対する人間関係の利益・不利益を
瞬時に見抜くことの出来る、
とても現実での活用力の高い占いと言え、
経営者様や、仕事でのお悩みを
抱えている方にお勧めの占術であります。
かなり長く…
なってしまいましたが。(汗)
本日の
「断易雑話~六親五類論~」
以上であります。
明日も元気にお会いいたしましょう!