「断易雑話~用神①~」
2020年 05月 12日

みなさま、おはよございます。
今日は、久々に断易雑話を連載で、
書いて見ようかと思います。
「断易雑話~用神①~」
断易という占は、
八面体のサイコロを6回降って、
出た陰陽を使って納甲表により、
六親五類と十二支を納甲し、
その十二支とまわりの
月の十二支である月建と、
日の十二支である日晨、
動爻十二支の関係などを判断基準と
する占いとなります。
この時に、「占的」をきちんと定めて、
その占的に対する「用神」を設定いたします。
この設定を間違えると、
占断を謝りやすくなり注意が必要です。
用神は、すべて六親五類に振り分けられます。
用神と六親五類とは、
父母・兄弟・子孫・妻財・官鬼の五種類と
世爻=自分・応爻=相手
など、さまざまな細かい占的を、
或るグループ分けして、
その用神がついた爻の状態、
十二支の状態を見て行くのが、
断易という占いです。
今日は、用神①の「父母」について、
お話ししたいと思います。
父母に分類される占的は
たくさんありますが、
父母は、基本的に自分を生じる
五行となりますので、
親・父と母・祖父母・親の友人・
上司・目上・先生などを示します。
また、自分を守り包ものの象意
となりますので、車・衣類・家・布団・土地
なども表します。
また、知識を示す物事も、
父母用神に属し、大学の試験や
受験・テストなどがそれとなります。
仕事での昇進試験や入社試験は、
「官鬼」が用神となります。
そして、書籍・文章・書類・メール・伝書
このブログは、楽しみ事・表現となるので、
子孫の用神になりますが、
卒業論文・研究論文・専門書は、
父母用神となります。
また、気象を予測する断易の
占断では、父母は「雨」を意味します。
感情は、心労や悩みを意味しますので、
毎日の日運の占で父母が、
世爻についた場合は、
悩み多き日となります。
ただ、勉強をしたり、学んだり
する日としては良いのでは
ないでしょうか。
では、本日の断易雑話以上でございます。
明日も元気にお会いいたしましょう!
